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題字:ウチダゴウ

「まのいいりょうしと風の歌」は、まのいいりょうし主催、杉山拓(風博士)によるトーク&ライブイベントです。トークでは、時にゲストを交えて、狩猟採集や田舎暮らし・山暮らしに関するあれこれをお話しします。またくくり罠猟で得たイノシシやシカの肉を使ってつくる通称「まのいいカレー」を紹介します(希望者は「まのいいカレー」を試食することができます)。

まのいいカレー

まのいいカレーは、くくり罠猟で穫れたイノシシやシカをベースに、岩美町産(もしくは鳥取県産、あるいは農家さんから直接仕入れたもの)の材料を使ってつくる、シンプル故に重層的で奥深い味わいのさらっとしたスパイスカレーです。

シカ肉やイノシシ肉は食べごたえを重視してゴロッと大きめに。じっくり煮込んだお肉は口の中でホロホロになります。処置をきちんとしているので、臭みはまったくありません。

まのいいカレーのベースとなるトマトは、岩美町のファームスプリングボードさんの「いわみとまと」を贅沢に使います。旨味と甘味が抜群で、一度食べたら忘れられません。

食感と香りの決め手のセロリは、北海道洞爺湖町で農業を営む北風農園さんの露地物。香りが高くて味も濃い、最高のセロリです(時期によって鳥取県産の露地物セロリを使うこともあります)。

鳥取名産の梨も入っています。季節によって違う種類の梨を使います。

水は地元の湧水を使い、塩は岩美の美しい海を汲んで精製した自家製です。スパイスは肉質によって分量を変えますが、概ね7〜8種類のスパイスを使います。

まのいいカレーは辛くありませんので、お子様でも安心して召し上がっていただきます。我が家でも子どもたちの大好物です。

まのいいカレーの原材料表示

鹿肉・猪肉(岩美町産)、玉ねぎ(岩美町産、鳥取県産)、トマト(岩美町産)、梨(鳥取県産)、セロリ(北海道洞爺湖町産、鳥取県産)、にんにく(鳥取県産)、しょうが(鳥取県産)、塩(岩美町産自家製)、水(田河内の湧水)、輸入スパイス(クミン、コリアンダー、カルダモン、シナモン、クローブ、ターメリック、ブラックペッパー、ホワイトペッパー)

トークと試食会とライブ

トークはときにゲストを招きます。この日のトークゲストはホホホ座山下賢二氏。2018年9月8日開催、まのいいりょうしと風の歌 #1 @ 京都 bonjour!現代文明より(撮影:松下晶)。

まのいいカレーの試食会の様子(2018年9月8日開催、まのいいりょうしと風の歌 #1 @ 京都 bonjour!現代文明より)。

風博士のライブの模様。2018年11月7日開催、まいのいいりょうしと風の歌 #8 @ 安曇野 SHITEKI NA SHIGOTOより(撮影:ウチダゴウ)。

風博士プロフィール

風博士という名前は、坂口安吾のデビュー作から。2002年ごろ、バンドとして京都で活動を開始。2008年3月から3年間、定住所を持たずギター一本で全国を回るツアーを敢行(風博士の風まかせツアー)、2011年3月、自身の入籍で旅を終えた。長野での仮住まいをえ経て、2011年7月末、車をマイホームに見立てて全国を回るツアーを妻と二人で断行(風博士のマイホームツアー)。

2012年以降は山口県周南市で生活しながら音楽を続けていたが、2017年4月、鳥取県岩美町に移住し、自然から糧を得ながら、まのいい暮らしを目指す「まのいいりょうし」を立ち上げて、生活と音楽というテーマで活動を続ける。「まのいいりょうしと風の歌」開催。

ニューミュージックやフォークに基づいたメロディと、ブラジル音楽に影響を受け独自の進化を遂げた弾き語りスタイルは、「軽快さと熱さ、都会的で土着的、叙情とクール、センスあふれるメロディとギターのバッキング」と評された。